居酒屋バイトのやりがいと大変なことを徹底解説|現場体験談と対策付きでリアルに紹介!

アルバイト 居酒屋

「居酒屋バイトって楽しそうだけど、実際はどうなんだろう…」
「忙しすぎてついていけなかったらどうしよう」
「酔っ払い対応とか、汚い仕事もあるって本当?」

 

居酒屋バイトに興味はあるけれど、上記のような不安を抱えて一歩踏み出せずにいる人は少なくないはずです。
確かに、ピークタイムの怒涛の忙しさ、先輩に迷惑をかけないよう必死に覚える毎日、誰もが避けたい汚物処理…。私自身の実体験として、正直最初の1か月は何度も心が折れそうになりました。
それでも続けていく中で、少しずつ仲間と打ち解け仲良くなったり、動き方がわかってきてピークを乗り切ったときの達成感は素晴らしいものだったといえます。
加えて、振り返ると社会に出ても役立つスキルの習得も出来、居酒屋バイトは大きな「やりがい」も感じられるバイトであると胸を張ってお伝え出来ます。

この記事では、私自身のリアルな体験を交えながら、

  • 居酒屋バイトならではのやりがい
  • 実際に直面した大変なこととその対策

を、包み隠さずお伝えします。
これから居酒屋バイトを始めようか迷っている方、初出勤前に仕事内容を具体的に知っておきたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
きっと“リアルな現場”のイメージが明確になり、不安が自信に変わるはずです。

目次

  • 仕事内容を理解しよう:ホールとキッチン
  • やりがい①:ピークタイム後の達成感
  • やりがい②:身につく一生モノのスキル
  • やりがい③:稼げる額が大きい —量で稼ぐ
  • 大変なこと①:最初の挫折と「覚える努力」
  • 大変なこと②:汚物処理・グリストラップ

記事の信頼性

この記事を書いている私は、学生時代に居酒屋のバイトを3年間経験しました。
キッチン・ホールの両方を担当し、ホールではリーダーとして新人の指導や全体の統括も任されていました。
そんな過去の経験をもとに、バイトの目線でやりがいや大変だったことを解説していきます!

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1.仕事内容を理解しよう:ホールとキッチン

居酒屋バイトの仕事は大きく分けて「ホール」と「キッチン」があります。それぞれに異なるやりがいと大変さがあるので、最初に全体像を理解しておきましょう。

ホールスタッフの主な業務

ホールはお客さまと最も近い立場で働くポジションです。主な業務は以下のとおりです。

  • 配膳・下膳:料理やドリンクを運び、食べ終わった食器を下げる
  • オーダー取り:テーブルやタブレットで注文を受ける
  • 会計対応:レジでの精算や伝票の確認
  • 案内:来店されたお客さまを席へご案内
  • 清掃:テーブルの片付けや店内の整理整頓
  • ドリンク作り:ビールを注いだり簡単なカクテルを作ったりする

→「人と接すること」が中心で、接客スキルや気配りが求められる仕事です。

キッチンスタッフの主な業務

キッチンは料理を提供するための重要な裏方ポジションです。主な業務は以下のとおりです。

  • 調理:メニューに沿って料理を作る
  • 盛り付け:料理をきれいに仕上げる
  • 洗い場:食器や調理器具を洗う
  • 清掃:調理場の衛生管理
  • 清掃:テーブルの片付けや店内の整理整頓
  • ドリンク作り:ビールを注いだり簡単なカクテルを作ったりする

→「料理をつくること」に集中できる環境で、体力やスピード感が求められるのが特徴です。

このようにホールとキッチンでは仕事内容が大きく異なります。
では、実際に働くうえで感じられるやりがいや大変なことを見ていきましょう!

2.やりがい①:ピークタイム後の達成感

居酒屋バイトで最もやりがいを感じる瞬間のひとつが、ピークタイムをミスなく乗り切ったときです。
筆者の場合、繁忙時間(19〜22時)を、オーダーミスも料理の提供ミスも出さずに切り抜けたときの達成感は格別でした。
業務中はとにかく忙しく、時計を見る暇もありません。
気づけば3時間があっという間に過ぎていて、お客さんがはけた際には
・今日もやり切った!
・回しきれた!
という清々しい気持ちで仕事を終えられます。
これは単なる強烈な忙しさを伴う居酒屋バイトならではの達成感といえるでしょう。

やりがい②:身につく一生モノのスキル

居酒屋バイトは単なる接客・調理にとどまらず、社会人からも活用できるスキルを身につけることができます。

  • コミュニケーションスキル
    お客様とのやり取りはもちろん、ホール・キッチンの仲間と連携しながら働くため、自然と人との会話力や伝え方が鍛えられます。
  • マルチタスクスキル
    ピークタイムには注文、配膳、片付けなどが同時進行。優先順位をつけながら効率的に動く力が身につきます。
  • クレーム対応スキル
    時には注文ミスやお客様からのクレーム対応も。冷静さや柔軟な対応力が求められ、社会に出ても役立つ力となります。
  • 体力・忍耐力スキル
    長時間の立ち仕事や深夜勤務、さらには想定外のハードな作業(グリストラップ清掃など)もあり、体力とメンタルの両方が鍛えられます。
  • チームワークスキル
    一人では店を回せません。仲間と声を掛け合い、フォローし合う経験を通じて「協調性」や「支え合う力」が自然と養われます。

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やりがい③:稼げる額が大きい —量で稼ぐ

居酒屋バイトは「時給が飛び抜けて高い」わけではありませんが、深夜手当・残業・シフトの入りやすさ・勤務時間の長さが合わさることで、月あたりの稼ぎが他のバイトより大きくなることが多いです。
筆者も学生時代に、大学と両立しながら月15万円を稼いだ経験があります。これは単なる例ではなく、居酒屋という業態の「労働量で稼ぐ構造」をうまく利用した結果です。

なぜ居酒屋が「稼げる」のか

  • 深夜手当
    深夜勤務には割増賃金が付くため、同じ時間働くなら実質時給が上がる。
  • シフトの融通が利く
    ピーク時間(夜)や週末に多く入れば稼働時間を増やしやすい。
  • 人手不足の常態化
    特に飲食業は慢性的な人手不足のため、シフトを多く入れることで稼げる機会が増える。
  • 長時間シフトが存在する
    開店〜終電後までの長めのシフトを入れられると稼ぎが跳ねる。

実例(イメージ計算)

たとえば時給1,000円で1日6時間、週5日働くと、1,000×6×5×4=120,000円/月になります。
ここに深夜手当や長時間シフトが乗ると、月15万円も十分現実的です。(筆者実例:学校と両立しつつ月15万円)

「稼ぎ」を最大化するためのテクニック

  • 夜・週末のシフトを優先的に入れる(需要ピークに合わせる)
  • 長めの連続シフト(通し勤務)に入れて単日当たりの稼働時間を増やす
  • 深夜や閉店後の作業に積極的に手を挙げて手当をもらう
  • 店長と良好な関係を作り、繁忙期の追加シフトを頼めるようにする
  • 複数ポジション(ホール+ドリンク等)をこなせる人材になる

注意点(稼ぐために失わないようにすること)

  • 体調管理
    稼ぐ=夜勤や長時間勤務が増えるため、体力管理は必須。無理を重ねると逆に稼げなくなる。
  • 学業や本業との両立設計
    学生や副業でやるなら、入れすぎで本業に支障を出さないこと。
  • 税金・社会保険のライン
    収入が増えると税や保険の扱いが変わり手取り額で損することがある。

大変なこと①:最初の挫折と「覚える努力」

筆者が最初にぶつかった壁は、スピード感と覚える量の多さでした。他のスタッフがスムーズに業務をこなす中、自分だけがあたふたして戦力になれていない感覚…。孤独感と焦りで、最初の1ヶ月は正直つらかったです。

そんな中、筆者が実践したのが以下の工夫です。

  • メニュー・レシピ・ドリンクの写真を撮って持ち帰り、自宅で暗記
  • 席番号・配置・収容人数を図にしてノートにまとめ、丸暗記
  • チャーハンの鍋振りを自宅で練習(鉄鍋+塩1kgで回す練習)

たかがアルバイトで自宅に持ち帰ってまで…と思う人もいるかもしれませんが、最初にここまでやっておくとその後の仕事が格段に楽になります。また、「覚えが早い人」という印象を持たれて、先輩とのコミュニケーションも円滑になりました。最初は大変ですが、必ず乗り越えられます。スタートダッシュを決めて頑張りましょう!

大変なこと②:汚物処理・グリストラップ

居酒屋バイトには、華やかなイメージとは裏腹に、避けて通れない汚れ仕事があります。

  • ホール → 酔っ払いのゲロ処理
  • キッチン → グリストラップ(油汚水)の清掃

これらは、臭い・汚い・誰もやりたがらない3拍子が揃っています。
中には、ドリンクカップに吐いてそのまま帰るお客様もいて、これは本当に心が折れそうになりました…。
出来ればやりたくない仕事ですが、避けては通れないので筆者は下記のような対策をとっていました。

  • マスクやハンカチで臭いを軽減(2重マスク)
  • 手袋を二重にして、破れても手に汚物がつかないようにする
  • 作業前に呼吸を整え、一気に終わらせる

正直、慣れても好きにはなれませんが、こうした対策を知っておくだけで精神的なダメージはだいぶ減ります。

まとめ

居酒屋バイトには、他のバイトではなかなか味わえない特別な魅力があります。ピークタイムを乗り越えたときの達成感、仲間と連携して店を回したときの一体感。
これらは、やった人にしか分からない貴重な経験です。さらに、接客力・調理力・段取り力など、社会に出ても役立つスキルを自然と身につけられるのも大きな魅力です。

もちろん、現場には厳しさもあります。
怒涛のピーク対応、覚えることの多さ、酔客対応や汚れ仕事…。最初から完璧にこなせる人なんていません。筆者も何度も挫折し、家でメニューを暗記し、鍋振りを練習し、臭い対策を工夫しながら少しずつ乗り越えてきました。だからこそ断言できます。乗り越えた先には、確かな成長と自信が待っています。

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やるか・やらないかで、あなたが得る経験は大きく変わる。
次は、あなた自身が「やりがい」を感じる番です。