塾講師バイトに向いている人・向いていない人|元経験者が徹底解説!

アルバイト 塾講師

これからバイトを始めたいけれど、どんな仕事が自分に合うのか分からない…。塾講師に興味はあるけど、向いている人/向いていない人って結局どんな人? 人前で話すのは少し苦手だし、学力にめちゃくちゃ自信があるわけでもない。授業やサークルと両立できるのかな…。

そんな不安やモヤモヤ、よく分かります。
こういった疑問にお答えします!

本記事のテーマ

塾講師バイトの向き不向きを徹底解説!

目次

  • 結論:向いている人、いない人の特徴
  • 向いている人の特徴詳細
  • 向いていない人の特徴詳細
  • まとめ

記事の信頼性

記事を書いている私は、学生時代に塾講師のバイトを4年半経験しました。
途中、塾講師として力を発揮されていた方、長く続けられていた方、反対に塾講師をすぐ辞められた方、続かなかった方、など色々見てきました。
その経験から塾講師の向き不向きを解説します。

1. 結論:向いている人、いない人の特徴

塾講師が出来るのは一部の頭のいい学生だけ、コミュニケーション能力が高くないといけない、自分にはぜってい向いていないよな・・・。
など、塾講師というアルバイトに対して敷居の高いイメージを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、塾講師を務めるのに特別頭がいい必要があったり、特殊な能力が必要なわけではありません。
また、全教科に精通したオールラウンダーである必要もありません。
自身の得意な1〜2教科を、範囲を絞って(小学生から高校1年までなど)わかりやすく伝えられれば十分戦えます。

これらを踏まえてうえで塾講師に向いている人の特徴は下記のとおりです。

  • 生徒の反応を観察し、言い換え・例えで説明を工夫できる
  • 準備と振り返りをコツコツ続けられる(教案・板書案を用意)
  • 傾聴・共感ができ、感情のコントロールが得意
  • 時間管理ができ、夕方〜夜のシフトを安定確保できる
  • 小さな成長を一緒に喜べる、人の変化が好き

逆に、向いていないかもしれない人の特徴は下記のとおりです。

  • 準備を軽視し、場当たりで進めがち
  • 同じ説明を根気強く言い換えるのが苦手/短気で表情に出やすい
  • 遅刻・ドタキャンなど、基本的な約束を守れない
  • 夕方〜夜の時間帯に継続的に入れない
  • 指示待ちで、教材や進め方の工夫をしない

簡単に向き不向きを確認するセルフチェックシートを準備してみました。
あくまで目安ですが、下記を試してみてください。

  • 得意な1〜2教科を即答できる(学年もイメージできる)
  • 説明が伝わらなかったとき、別の言い方や例を考えるのが得意
  • 授業前に教案・例題・板書の流れを用意するのは苦にならない
  • 相手の様子を見てペース調整や声掛けを変えられる
  • 週2回以上、夕方〜夜の時間を安定して確保できる

判定の目安_各項目で「はい=1点/いいえ=0点」。合計点で目安を判断しましょう。
• 4–5点:適性高! すぐに応募&体験授業をしてみましょう!
• 2–3点:伸びしろあり。 十分やっていけます!
• 0–1点:要準備。別の職種も検討もありでしょう。

2.向いている人の特徴詳細

塾講師に“向いている人”の特徴をもう少し深堀して解説していきます。

性格・スタンス

塾講師は「人に合わせて伝え方を変える仕事」。性格面の相性が成果を左右します。

  • 傾聴・共感:生徒の言い分を最後まで聞き、つまずきポイントを一緒に言語化できる
  • 根気強さ:同じ内容でも表現や順序を変えて3通り以上で説明できる
  • 誠実さ:遅刻・欠席の管理、課題の回収、保護者・教室長への報告を丁寧にこなす。
  • 準備を惜しまない:毎回の教案・例題・板書案を用意し、授業後は振り返りを残す。

スキル・素養

高度な“全教科力”は不要。得意な1〜2教科で十分に戦えます。

  • 伝える力:結論→理由→具体例→確認のCRECで筋道立てて説明できる。
  • 基礎学力(得意1〜2教科で可):教科書レベルの要点と頻出ミスを押さえている。
  • ロジカルな説明:問題を「用語整理→手順→検算」の単位で分解し、失点要因を言語化できる。
  • 観察とフィードバック:表情・沈黙・視線から理解度を読み、ペースと難度を調整できる。

生活スタイル

授業は夕方〜夜が中心。学業と両立できる時間設計が鍵です。

  • 時間管理:週2〜3コマ(1コマ60〜90分)を安定確保。試験前はシフト微調整。
  • 繁忙期対応:季節講習(夏・冬・春)に増コマが入れれば収入効率アップ。
  • 通勤・教室距離:片道30分以内を目安にすると、準備・振り返りの時間を確保しやすい。

2.向いていない人の特徴詳細

一方で、向いていない人•••というのもやはり存在はします。ここでは「性格」「スキル」「生活スタイル」の3つの面から、塾講師に向いていない人の特徴を整理します。これから応募を考えている方は、自分に当てはまる点がないか確認してみてください。

性格面

  • 人と接することが苦手な人
    →生徒や保護者と毎日のようにコミュニケーションを取る必要があるため、極端に人見知りで会話を避けたい人には負担になりやすいです。
  • 根気が続かない人
    →成績アップには時間がかかります。短期的な成果だけを求めてイライラしてしまうタイプは、生徒の成長を見守ることが難しくなります。
  • 感情的になりやすい人
    →生徒が思うように理解してくれない時に感情をぶつけてしまうと、信頼関係を壊してしまう原因になります。

スキル面

  • 基礎学力に不安がある人
    →自分が担当する教科の基礎が固まっていないと、説明が不十分になったり質問に答えられなかったりします。
  • 教えることに工夫できない人
    →一方的に解答を伝えるだけでは、生徒の理解は深まりません。「どうしたら伝わるか」を考えられない人には不向きです。
  • 時間管理が苦手な人
    →授業時間は限られているため、効率的に説明・演習・復習を組み立てる力が必要です。だらだら進めてしまう人は信頼を得にくいでしょう。

生活スタイル面

  • 夜の時間を確保できない人
    →塾の授業は夕方〜夜にかけて行われることが多く、夜の時間帯に働けない人はスケジュール的に難しくなります。
  • 長期的に続けられない人
    →数ヶ月で辞めてしまうと、生徒との関係づくりや成果が出る前に終わってしまいます。受験期をまたいで働けない人は敬遠されがちです。
  • 突発的な予定が多い人
    →授業は事前に組まれた時間割に沿って進むため、急な欠勤やキャンセルが多いと教室運営に支障をきたします。

まとめ

塾講師バイトは、完璧なオールラウンダーである必要はありません。
向いているのは、傾聴と共感ができ、準備と振り返りを地道に続けられる人、そして時間管理ができる人です。
逆に、準備不足・感情の露出・代替説明の欠如はつまずきやすいポイントですが、・・・で十分リカバリーできます。
向いていないかも・・・と思っても、工夫次第で塾講師には十分務まります。
不安は“準備”で小さく、やりがいは“継続”で大きく。
まずは得意教科から一歩踏み出してみましょう。